4. 万が一の時のお金を貯めておこう

給料の4ヶ月分があればひとまず安心

毎月安定して貯金が出来るようになったら、病気やけがをしたり離職したりしたときにすぐ引き出せるよう、お給料の4ヶ月分はすぐに引き出せる預金の形で持っておきましょう。

この「安心ライン」を超えたらひとまず安心です。
どうしても不安という方は、お給料の6ヶ月分を目指しましょう。

病気やけがへの公的保険は手厚い

「万が一の時」で思い浮かぶのは突然の病気やけがではないでしょうか。
個別の状況によって差がありますが、全体として入院は短期化しています。

また、高額医療費制度のおかげでひと月の医療費の上限は約10万円程度です※。
加えて会社員の場合は傷病手当金が支給されるので、公的保険と貯金で乗り切れる場合も多いです。

※標準報酬月額28万~50万円の場合。所得額・かかった医療費によって異なります。

転職・失業には失業保険がある

転職や失業で収入が途絶えてしまう場合はどうでしょうか?

リストラや倒産といった会社都合の失業の場合は7日間の待機期間後に失業保険が支給されます。
自分で退職届を出す自己都合退職の場合は、7日間の待機期間と3ヶ月の制限期間を経て支給開始となります。

なるべく間を空けずに転職出来るのが望ましいですが、いずれにしても4ヶ月分の貯金があれば安心できます。